VAIO社は日本通信と協業して2015年1月に「VAIOブランドのスマートフォン」を日本に投入すると発表しました。ソニーのPC部門売却によって誕生したVAIO 社は、VAIOブランドとPC事業をソニーから継承し2014年7月に発足したPCメーカーです。
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製品の詳細は改めて発表するとしていますが、日本経済新聞(電子版)によれば端末は5インチ前後のAndroidスマートフォンで、EMS(電子受託生産サービス)が製造を担当します。
VAIOブランドを冠するスマートフォンの登場で、ソニーのXPERIAと競合することになります。
なおVAIOブランドのスマートフォンの特設ページもオープンしており、希望者はメールアドレスを登録すれば製品情報をいち早く入手できます。
余談ですが国内のモバイル市場では、MVNOが単なる格安スマートフォンからMNOに劣らない利便性やサービスの多様性を持ち始め、MNOを代替しうる存在になりつつあります。
(MNO:自社で回線網を持つ移動体通信事業者。NTTドコモ、KDDI、ソフトバンク、Y!Mobile、UQなど)
また総務省は来年5月以降に発売するスマートフォンについて原則無料でのSIMロック解除をキャリアに義務付ける予定で、今回のVAIO社のスマートフォン参入は、こうした携帯市場を取り巻く環境の変化も背景にありそうです。