マイクロソフトがシングルボードコンピュータRaspberry Pi 2にWindows 10 を無償提供すると発表しました。
これまでMS はインテルの開発ボードGalileo 向けに開発環境を提供してきましたが、新たにRaspberry Pi も支援対象となりWindows 10 を含む開発環境が無償で提供されます。
2012年に初代モデルが発売されたRaspberry Pi は、手のひらサイズの基板上にSoC 、USB、HDMI などを備える小型コンピュータ。
上位モデルで35ドルという手頃な価格と多彩な機能から、個人や小規模なチームでデジタル機器を作る「メイカー」からの人気が高く、System 6 が動く超小型Macintoch 128K、ビートでビートを刻む根菜楽器、ドローンをハックして乗っ取るドローンなど様々用途に使われています。
今回発表された最上位モデルのRaspberrry Pi 2 Model B は、従来モデルより最大6倍高速なSoC を採用するとともにWindows 10 の動作にも対応しました。
Raspberry Pi 2 Model B発売。4コア化&1GB RAMでWindows 10も対応、6倍高速
Raspberry Pi 2 向けWindows 10 は、IoT デバイスの開発者支援プログラムWindows Developer Program for IoT を通じて今年後半に提供開始予定。入手にはプログラムへの参加登録が必要です。
またMS はRaspberry Pi 2向けの支援内容の詳細について今後数か月中に発表すると述べています