Androidスマートフォンの画面とテレビの大画面が見事にリンク!
Androidスマートフォン(以下、スマートフォン)内の動画や写真をTVに表示する方法はいくつかあり、その中には簡単にできる方法もあります。
これができれば、写真や動画も大画面で見られて、ゲームだって楽しめる。夢のようなスマートフォンライフを手に入れられます!
※更新:2013年5月17日に記事を更新しました。
お使いのスマートフォンに、USB端子とよく似た端子は付いていませんか?スマートフォンには、HDMI端子を備えたモデルがいくつかあります。TVとレコーダーなどのAV機器を繋ぐ、あの端子と基本的には同じものです。
ところが最新端末に変更してみると、HDMI端子がない! TVに出力できなくなっちゃった…と残念に思うかもしれませんが、心配いりません。
最近端末の多くは、MicroHDMIの代わりに「MHL」という機能が搭載されていて、HDMI以上に便利にTVと連携できるようになっているのです。
従来の端末はUSB端子のほかに、HDMI端子を搭載していることが多かった…
端末にHDMI端子が付いていなくても、大画面で楽しめます。詳しくはこちらをご覧ください。
MHLとはMobile High-definition Linkの略で、米Silicon Image社が開発した携帯機器向けの高速映像伝送用のインターフェースです。
最新端末は、MHL機能でUSBから映像を出力し、大画面に表示可能
Silicon Image社は、HDMIの規格を策定した企業のうちの1つで、MHLはHDMIをさらに発展させた規格なのです。
スマートフォンの場合、専用のMicroHDMI端子を搭載しなくても、Micro USB端子を使って映像を伝送することができます。
スマートフォンとTVを接続するために「Micro USB → HDMI」に変換するケーブル、変換アダプタを用意しましょう。
Micro USBをHDMIに変換するケーブル。端末とTVを直接接続できる
どちらも1,500円程度で購入することができます。
MHL変換アダプタ。HDMI端子があり、HDMIケーブルを接続して使う。比較的、安価で購入できる
多くのPC関連機器メーカーから発売されていますが、選択には注意が必要です。対応する端末が案外、商品によって異なるのです。
ほとんどの場合、商品のパッケージに対応機種が表記されているので、確認して購入するのがいいでしょう。
MHLケーブル、アダプタともに、対応機種が商品によってバラツキがある。ことにMHLに対応し始めた頃のGALAXYシリーズは注意が必要。確認してから購入しよう
店頭で確認できない場合は、メーカーサイトをチェックしたりネットの掲示板やクチコミなどで動作状況を調べてから購入するようにしましょう。
andronavi STOREおすすめのHDMI変換ケーブルはこちら
ストアでもHDMI変換ケーブルを取り扱っています。6ヶ月の保証期間を備え、メス形状に変換できるアダプタ付きです。
変換ケーブル、アダプタの画像を見ておわかりのように、どちらにもスマートフォンとTVを接続するMicro USB端子とHDMI端子の他、Micro USBのメス端子が付いています。
実は、変換ケーブル、アダプタの多くは電源を接続する必要があり、そのためにメス端子が搭載されているのです。ここに、スマートフォンに付属しているMicro USBケーブルなどを使って電源やPCなどのUSB端子と接続し、電力を供給します。
最近のTVには録画用HDDを接続するためのUSB端子が搭載されているモデルがありますが、そこから電源を供給することもできます。
スマートフォンをTV(HDMI端子)に接続。ケーブル、アダプタのMicro USB端子のメス側もUSB端子に接続して電源を供給する。スマートフォンの電源につなぐほか、PCのUSB、TVのHDD用USB端子でもOK
あらかじめTVにHDMI端子を、Micro USBメス端子とUSBを接続しておき、最後にMicro USBオス端子と接続します。
通常、それで問題なく認識され、TVにスマートフォンの画面が映し出されますが、機種によってはうまく認識されない場合もあり、その場合は接続する順番を変えて試してみてください。
スマートフォンがスリープ状態で接続しなければ、認識されにくい機種もあるようです。接続されると、機種によっては画面サイズの設定も可能です。
テレビ画面。接続すれば認識され、映像が出力される。ホーム画面もそのまま(上)機種によっては、画面サイズの調節もできる(下)
MHLは、HDMI入力のあるTVであれば、1,920×1,080のHD対応TVでなくても、自動的に画面サイズが調整されて画面が表示されます。ところが最近のTVには、MHL対応と銘打ったモデルもあります。
これらは、非対応モデルとどこが違うかと言えば、リモコンです。MHL対応モデルのTVなら、TVのリモコンを使ってスマートフォンを操作することができます。
MHL対応TVなら、TVのリモコンでスマートフォンを操作できる
ただし、MHL対応のTVはまだ数が少なく新しい機種に限られます。長いケーブルが用意できれば、スマートフォンで操作する方が便利に使えそうですね。
MHLで接続するとスマートフォンの画面がそのままTVに出力されます。つまり、スマートフォンをそのままTVサイズで楽しむことができるのです。
大画面でゲームをするもよし、撮影した写真や動画をみんなで見ることもできます。
ゲームを大画面で表示。音楽、動画、Webサイトなども大画面で楽しめる
さらにGoogle Playの映画レンタルサービスを利用することも可能です。
スマートフォンでレンタルした動画を、リビングでみんなで楽しむことができます。変換ケーブル、アダプタを用意するだけで、いつものTVがスマートTVに大変身!これって結構、おトクじゃないでしょうか。
Google Playの映画は、大画面で見てこそ楽しめる。DLNA機能でPCやBDレコーダーなどと連携も可能なスマートTVに変身
使用したHDMI変換ケーブル・アダプタはこちら
本記事で使用したケーブル・アダプタは下記の通りです。機種ごとに公式対応のものがあればそれを、また記事中の写真のように対応機種として明記されているものを確認しながら探してみてくださいね