欧州の家電は、洗練されたデザインが多く、個人的にも大変興味を持つものです。
目で見て楽しいものとなっています。こうした中、通信対応のヘルスケア製品を扱う仏 Withingsは、宅内の環境変化を検知できる見守りカメラ Withings Home を発表しました。
ホームネットワークと連携したネットワークカメラは数多く存在していますが、多くは動きや音を検知して映像を記録しスマートフォンなど指定の端末に通知するというものです。Withings Homeももちろんそういった機能はあり、画角135度のHD動画(ナイトモード付き)を撮影可能。サーバー上に保存したデータを遠隔地からスマートフォンなどで確認できます。
また、音を検知するのは単に物音だけでなく、赤ん坊の泣き声も可能。家の中で炊事や家事に追われていても、子どもが泣けばすぐにそこにかけつけられるよう警告音も出せます。
さらに、気温や湿度、住宅用接着剤の有機溶剤レベル判定(VOCレベル検知)など宅内の空気の質をセンシングし、記録が可能。いわゆる見守りカメラではなく、宅内環境のセンサーとしても機能します。
ヘルスケア製品は人の身体に身につけるタイプのセンサーばかりが注目されており、Withings自身もリストバンド型のセンサーなどを提供していますが、説明員は多くの時間を過ごす自宅の環境チェックも重要と話していました。
カメラは画角135度、4倍電子ズーム付き、パン&チルト対応の5MP CMOS。有線LAN接続やWiFi接続に対応、Bluetoothにも対応します。
なお、ネットワーク監視モニターは無骨なデザインのものや、いかにもIT機器といったデザインのものが多い中、白色筐体のほかに、アイボリーの木目調のバリエーションもあり、センシング機器というよりインテリア雑貨のように見えます。
価格はドイツでは190ユーロ程度で、日本円にすれば約2万6000円。近くAmazonなどで販売予定で、まずは白色、その後木目調のものが登場する計画です。