アップル のCEO ティム・クック氏が同性愛者であることをカミングアウトしました。これは Businessweek へ投稿した手記で公表したもので、「ゲイであることは神が私に与えた賜物のひとつだと考えている」と綴っています。
クック氏は公表の理由について、自身は同性愛活動家ではないとしながらも、「これまで公にしていなかったことを公表するのは簡単ではなかったが、自分自身の性的指向に悩み、孤独を感じている少数派の人々を勇気づけられるのであれば、私のプライバシーを明かすことにも価値があると判断した」と述べています。
なおアップル社内ではクック氏が同性愛者であることを知る従業員は多数おり、態度が変わることもなかったそう。さらに、米国のゲイ向けファッション雑誌 Out 誌による「影響力のある同性愛者ランキング」でも常に上位にランクインしていたりと、すでに一般にもある程度の認識はあったと思われます。
ちなみにクック氏は、これまでも機会のあるごとに同性愛や両性愛などに対する理解と支持を表明しており、昨年テキサス州オースティンで開催されたゲイの権利を称えるイベント「Pride Parade」に対しても、Twitter に支持するツィートを投稿していました。