大名言「不器用ですから」
広がりを見せる惜しむ声
名優・高倉健さんを惜しむ声が広がる中、東映は19日、東京都内の映画館2館に献花台を設置。関係者向けに東京、京都の撮影所内にも献花台を設けた。
「幸せの黄色いハンカチ」ゆかりの地、北海道夕張市でも
代表作「幸福の黄色いハンカチ」のロケ地だった北海道夕張市の観光施設が急きょ営業再開を決めるなど、追悼の動きが広がっている。
作品を通じて関わりの強かった倉本聰さんも
まさか健さんが亡くなるとは思わなかったので、本当に驚いています。僕みたいに不摂生しているのが生き延びて、あんなに健康に留意していた人が、こんなに早く亡くなってしまうなんて。
レンタルビデオ店では追悼コーナーも設置
俳優の高倉健さん=享年(83)=の死去が18日に公表されたことを受け、徳島県内のレンタルビデオ店は同日午後から高倉さんの追悼を兼ねた特設コーナーを相次ぎ設置した。
中国でも大きく取り上げられる
中国でも人気の高い高倉さんについて、日本映画事情に詳しい中国誌、人民中国の王衆一総編集長は「戦後日本に対する中国人の理解を深め、対日感情を劇的に改善させた極めて重要な人物」と話し、死去を惜しんだ。
高倉健さんの死去は中国でも大きな驚きをもって受け止められている。中国の簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)での反応を見てみると、「お悔やみ申し上げます」といった声が圧倒的に多かったうえ、「とても残念だ」などといったコメントが続々と寄せられていた。
中国外務省の洪磊・副報道局長は18日の定例記者会見で「高倉健先生は中国人民に広く知られている芸術家だった。中・日両国の文化交流を促進するため重要かつ積極的に貢献した。我々は高倉先生の死去に哀悼の意を表する」と述べた。
韓国国内でも偲ばれている高倉健
韓国では2000年の映画「鉄道員(ぽっぽや)」で多くのファンを獲得した俳優であり、「日本のアン・ソンギ(韓国の国民的映画俳優)」として親しまれていた。
欧米でも大きな反応が・・・
205本の映画に出演し、ハリウッド映画にも出演した日本の映画スターの訃報を海外各国のメディアもこぞって伝えている。