元アップルのエンジニアRahul Dewan 氏が、iPad/iPhone をMac のセカンドディスプレイにするアプリDuet Display を発売しました。iOS 端末とMac をLightning または30ピンケーブルで有線接続することで「遅延ゼロ」をうたいます。
使い方はまずMac とiOS 端末に専用アプリをインストールします。Mac 用はDuet 公式サイトで無償配信中。対応OS は10.9以上。
iOS アプリは14.99ドル / 1500円。対応OS はiOS 5.1.1以上。
次いでアプリを起動し、Mac とiOS 端末をLightning または30ピンケーブルで接続すると自動で認識されて完了です。iPad/iPhone はタッチ操作にも対応します。
またMac 用アプリではiOS 端末の解像度をRetina とRegular から、フレームレートを60fps と30fps から選べます。いずれも前者のほうが高画質でポインタの動きも滑らかですがMac への負荷も増えます。
従来からWi-Fi 経由でiPad やiPhone をセカンドディスプレイにするアプリはありますが、無線接続のために操作に対するタイムラグが発生するという問題がありました。
Duet Display はその問題の解決に有線接続というシンプルな方法を採用し、公式動画を観る限りは成功したように見えます。
なお参考リンク先TechCrunch によると、作者のDewan 氏は父親に「iPad をMac のモニタに使いたい」と頼まれてから、猛烈な努力によりわずか30日で完成させたとのことです。
またセカンドモニタ化ではなく遠隔操作ですが、Google はモバイル端末からPC にリモートアクセスする「Chrome リモートデスクトップ」アプリを無償配信中です。無線接続のためラグはありますが、一方でネット接続さえできれば風呂や外出先など使う場所を問わないとい う便利さがあります。