アップルの開発者向けカンファレンスWWDC 2015より。オープニングキーノートでは iPadの画面分割マルチタスクがついに発表を迎えました。
iOS 9にアップグレードした iPad Air 2では、ふたつのアプリをアクティブなまま画面分割で並べて、写真アプリでブラウズしつつメモアプリにクリッピングといったことができるようになります。また動画をピクチャー・イン・ピクチャーで再生しつつ、別アプリの操作も可能になります。
iOS 9のマルチタスク機能には、 Slide Over と Split View の二種類があります。上の写真は Slide Over。
スライドオーバーは名前のとおり、ひとつのアプリを従来のように全画面で開きつつ、別アプリを横から引き出して重ねるように開いて、一時的に別アプリを操作して戻る機能です。
背面の全画面アプリは閉じないものの、操作は上にスライドオーバーしたアプリのみになります。使い方はウェブを読みつつ、さっとメモを取ったり参照して戻るなど。
もう一方の Split View は、Windows 8のスナップに似た画面分割マルチタスク機能。アプリは重ならずに画面を2:1や1:1に分けた状態で開き、双方ともアクティブに操作できます。
使い途は片方で写真アプリや地図アプリを操作しつつ、メモにクリッピングなど。4本指スワイプのジェスチャなども有効で、片方を開いたまま片方をタスクスイッチできます。
Slide Over が使えるのは iPad Air 以降。Split View でマルチタスクが出来るのは iPad Air 2以降。