Googleのモジュール式携帯 Project Araの開発が遅延しています。
Project Araは、CPUやディスプレイといった携帯電話の構成要素をモジュール化し、自分好みに組み上げられるプロジェクト。Google傘下のAdvanced Technology & Projects(ATAP)が主導し、基本的な機能だけに絞ったエントリークラス相当の販売価格は50~100ドルを目標としています。
2015年中の発売が期待されていましたが、発売時期を2016年まで遅延することが明らかになりました。
遅延理由について詳細な理由は明かされていませんが、Project AraのTwitterアカウントでは、各モジュールの接着強度不足を示唆するつぶやきが投稿されています。
ばらばらになったとまでは述べていないものの、落下試験に失敗した旨の記述があることから、順当にばらばらになったことが伺えます。
現状、Project Araについて多くの情報が示されているわけではありませんが、今年のGoogle I/Oではモジュールを組み合わせて端末として動作させるデモが行われており、開発自体は進捗している模様です。強度面の課題がクリアできれば、また新たな展開が期待できるでしょう。