Google が Chrome ブラウザの新規タブ背景に世界の名画を表示する拡張機能 Google Art Project をリリースしました。
Google の文化保全活動 Google Cultural Institute と提携する世界の美術館から、著名なアート作品を一日に一枚、設定すれば新規タブを開くたびに毎回新しく表示します。
Google Cultural Institute のアートプロジェクトは、世界40か国の美術館と提携し4万点以上の作品を高解像度でスキャンしオンライン公開する取り組み。拡張機能 Google Art Project はこのライブラリから、評価の高い著名画家の作品を呼び出して新規タブに表示します。
デフォルトでは「本日の一枚」ですが、作品名の左の更新ボタンで別の作品を表示することも、設定を変更すれば新規タブごとに毎回別の作品を読み込ませることもできます。
偶然の出会いを重んじるためか実装が面倒だからか、美術館やコレクション、作者や様式、時代などを指定する機能はありません。
開いたのちマウスオーバーすれば、作品名と作者、収蔵館の表示が現れます。また設定により、よく「訪れるサイト」ボタンやウェブアプリの一覧、通常の新規タブページを開くボタンも追加可能です。
さて、ブラウザのタブはユーザーごとに大きさが違いますが、作品は縦横比を保ちつつウィンドウぴったりに表示されます。つまり余白のかわりに左右か上下を トリミングするやり方。作品はPCモニタで一般的な横長にあわせて選ばれているようですが、場合によっては人物が減ったり主題が隠れたり、偶然のクロップ が楽しめます。モニタやタブレットを縦に使っているユーザーには黙ってポートレートの作品を選ぶようになるとうれしいところです。