YouTubeが、一般から投稿されたニュース性のある動画を集めて配信するチャンネル YouTube NewsWire を発表しました。配信する動画は、提携するソーシャル通信社 Storyful が検証し、その信頼性を確保します。
[Photo credit: Mohammed Abed/AFP/GettyImage]
YouTube には日頃からミュージックビデオからゲーム実況、ハプニング映像や YouTuber による動画など、さまざまな動画がアップロードされています。なかでも事件、事故や災害などニュースの現場にたまたま居合わせた一般の人からの映像はメディアによって広く報道にも活用されています。
YouTube Newswire は世界中からこうしたニュース動画を集め、提携する Storyful の独自技術と人力で検証、キュレーションするサービス。動画はすべて検証済であるため、メディアがその映像を使って情報を発信する際、事実確認の手間を省略できます。
Storyful はこれまでも CitizenTube サイトや The Human Rights Channel on YouTube といったチャンネルでYouTube と提携してきました。YouTube Newswire では動画の内容に関連する分野の専門家やジャーナリストなどにも証言を求めるとしており、さらに進んだ信頼性を提供するサービスとなりそうです。
YouTube は公式ブログにて、Newswire ではチャンネルだけでなく Twitter やメールマガジンでも最新のニュース動画を発信するとしています。
すでに YouTube Newswire には多数の動画が集められており、「グルジアで檻から脱走し、人を襲ったトラが射殺され運ばれる」動画や、「俳優マイケル・ダグラスがイスラエルのノーベル賞受賞で100万ドルを受け取った」ニュース、さらに「ガラパゴス諸島近海の熱水噴出孔で新種の生物発見」といった動画が公開されています。