「Android の父」として知られるアンディ・ルービン氏がGoogle を退社することが明らかになりました。今後ルービン氏はハードウェア系スタートアップを対象とするインキュベーターを設立し、同氏が担当していたロボット部門の責任者にはGoogle の研究員James Kuffner 氏が就任するとWall Street Journal は伝えています。
またGoogle のCEO ラリー・ペイジ氏は、「アンディの今後の成功を祈る。Android によって10億人以上の幸せなユーザーを生み出したことは本当に驚くべきことだ。ありがとう。」と述べています。
ルービン氏はカール・ツァイスでキャリアをスタートし、アップルやマイクロソフトなどに勤めた後に携帯電話用OS のAndroid 社を起業。同社がGoogle に買収されてからはAndroid の責任者を務めていましたが、昨年12月にGoogle のロボット部門の責任者に就任し、Android の開発からは離れていました。
このロボット部門はルービン氏みずからGoogle の創業者2人を説得して新設したもので、当時は「OS のAndroid から本物のアンドロイドの開発に移った」ということでも話題になりました。
なおGoogle は、日本の東大発ロボットベンチャーSCHAFT や、「キモかわ / こわい」歩行ロボットのBoston Dynamics といった複数の企業を買収するなどロボット部門に多額の投資をしており、今後は創立者の離脱の影響が気になるところです。
下はDARPA (国防高等研究計画局)が主導しBoston Dynamics が開発した四脚ロボLS3 が、米海兵隊とRIMPAC 演習に参加した際の動画。Google はBoston Dynamics の買収にあたり、「同社がすでに結んでいた契約は尊重するが軍需企業になる意図はない」と述べています。
またGoogle からの退職者では、昨年8月に当時のAndroid 端末担当上級副社長Hugo Barra 氏が、中国のモバイル端末メーカーXiaomi (小米科技、シャオミ) へ移っています。(GoogleのAndroid担当上級副社長、中国の新興メーカーXiaomiに移籍)
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天気で音を紡ぐアナログシンセWeather Warlock!!
米国のミュージシャン Quintron が、その場の気象条件をもとに音を出すアナログシンセサイザー Weather Warlock を製作しました。気象センサーからの入力で生成されたその音は、どこかアンビエントな雰囲気を漂わせます。
「WEATHER FOR THE BLIND」と名付けられたこのサウンドは、ルイジアナ州ニューオーリンズに設置されたアナログシンセサイザー Wheather Warlock が、今まさに奏でているライブサウンドです。
サウンドのもととなるのは、風、雨粒、気温、太陽光など。それぞれに対応したセンサーの反応が、アナログシンセサイザーに入力され、奏でるサウンドに反映されます。
「Wheather Warlock を作り始めた当初は地獄の底のような音を出していた」とQuintron は述べています。しかし、後に E メジャー(ホ長調)の音が人の心を和ませる効果があることに着目し、基本の音程を E メジャーに合わせました。そしてこのサウンドが不眠やストレスから来る健康の問題で悩む人などにわずかでも安らぎを与えられればと考えています。
Wheather Warlock は、だいたいは穏やかなサウンドをゆったりと流し続けますが、時おりイレギュラーな音を発することもあります。たとえばそれは、センサーを止まり木にちょっと休憩している小鳥であったり、稲妻の閃光と雷鳴であったりします。しかし、それもまた自然の一部であり、不快に感じる音になることはないようです。
Quintron は将来的にはウェブカメラのように Wheather Warlock を世界各地に配置し、様々な国の異なる気候や時差からなるサウンドを体験できるようにしたいと考えており、設置スペースを提供してくれる博物館や教育機関、企業などを募っています。
ちなみに、Weather for the blind のサイトには「SLEEP」、「RELAX」、「WORK」、「STORM」と題した5つのサウンドサンプルがMP3ファイル形式で置いてあります。嵐の夜をシンセサイザーがどのように奏でたのか、試しに聴いてみるのも面白そうです。
下はプロトタイプのデモ動画。センサなどの仕組みも解説しています。
指に装着ジェスチャー操作の Ring、Webで販売開始。約270ドル、30日より表参道にて体験開始!
指に装着するウェアラブルデバイス Ring を手がけるLogbar(ログバー)は、10月30日より10月9日よりWebサイトでRingを販売開始しました。また30日より表参道ヒルズにて体験店舗を期間限定オープンします。
Ringといえば、クラウドファンディングで25万ドルを集め、昨年のTechCrunch Tokyo 2013でスタートアップバトルで優勝するなど、やたらと派手な鳴り物がなってプロジェクトです。製品化第1弾となるRingは、指輪というにはかなり勇気がいるものの、実際に動作する製品が登場しました。
10月29日20時30分 訂正:初出時30日より販売開始としていましたが、9日より販売開始、30日より体験店舗オープンです。お詫びして訂正します。
最初にLogbarのRing製品紹介から抜粋すると、Ringは指に装着しジェスチャーであらゆる能動的なアクションを直感的に完了できる製品で、日常で装着していられるようにガジェットではなくジュエリーとして開発したものです。
Bluetooth Low Energyに対応し、LEDやバイブレーションといった通知に、タッチセンサーや6軸加速度センサーを搭載。22mAのリチウムポリマーバッテリーで1〜3日間使えます。指にはめて指先でくるくるとジェスチャー操作を行うことで、連携するスマートフォン(iOS/Android)でTwitterの操作や対応する家電のON/OFF、ライフログなどが記録できます。
要するに、スマートフォンなどと連携し、腕などに身につけて操作するリモコンツールなんですが、ガジェットではなく指輪として開発しようというコンセプトの製品。アクセサリーとして身につけるセンサーデバイスという意味では、リストバンド型やネックレス型など主にエクササイズ方面での採用が多い印象にありますが、Ringはファッションの要素を取り入れようとした指リモコン。指に装着する点と、ジェスチャーで操作する点に目新しさがあります。
製品名の通り指輪型ウェアラブルデバイスと紹介されていることと、Logbar自身もガジェットではなくジュエリーと紹介している点で他のデバイスとの差別化に成功している印象です。その一方、今のところ実際の製品は指輪というよりもナットに近いもの。もっと言えば金属製のポテコのような存在感を放っており、ハードウェアの制約をかなり受けているようです。ジュエリーですがデザインよりも、指輪で魔法が使えたら? という夢みるプロジェクトといった雰囲気も色濃く残っています。
もしジュエリーとするなら、高級感や存在感といった身につける人の心を豊かにするものであるはずです。大きさはS/M/L/XLと4タイプがありますが以下の通り、外径と内径の差はかなりあり、写真通り厚みがあります。
S:外径29.3 / 内径19 mm
M:外径31.3 / 内径20.6 mm
L:外径33.4 / 内径22.2 mm
XL:外径35.6 / 内径23.8mm
Ringは実際のポテコよりも厚く、今のところジェスチャー操作を試してみたい人に向いているデバイスのようです。心を豊かにするジュエリーというより、豊かで広い心の持ち主にこそ似合うジュエリーといった感もあります。各サイズともに若干のサイズ調整が可能。
鳴り物が派手だっただけに、実際に動作するのかどうか懸念されたRing。今年3月にはデモを披露しており、ようやく発売にこぎつけています。第1弾製品ということで、いろいろな面で広い心で将来の展望をみるべきですが、価格は268.99ドル、そこはだけは確かな現実です。
Logbarの吉田卓郎社長は、発表会の囲み取材の中で技術力が強みか? という質問に「強みは未来を見せられること」と語りました。指輪で空中をなぞるとクラウド連携する機器を通じていろいろなことができる、Ringはそんな夢のある未来を描いています。
また将来的にはBluetoothではなく、3G/4Gといった通信機能を盛り込むことでRingを単体で動作するデバイスにしたいと語った吉田氏。第1弾のRingは夢の具体化は実に難しく障壁がいくつもあるという、ごくごく一般的な現実を突きつけた印象もあります。製品は今後、第1弾の利用者の反応を見てさらに改良を加えていく計画です。
米HPが新発想PC「Sprout」発売。物体を3Dカメラで取込み、プロジェクタ投影のタッチマットで操作
米HPが、一体型デスクトップ PC の新製品 Sprout を発売しました。タッチ入力機能を持つマットと、Illuminator と称する 3D カメラおよびプロジェクターユニットからなる Sprout システムを組み合わせた、新しいコンセプトのPCです。
Sprout では、タッチマット上に置いた物を即座にスキャンして、その映像をタッチマットに投影、そのまま手で加工するといった直観的な操作が可能です。
お部屋“探され”サイト運営のietty、YJキャピタルとインキュベイトファンドから約2億円の資金調達
不動産ポータルサイト「ietty」を運営するiettyが、YJキャピタルとインキュベイトキャンプから総額約2億円の資金調達を実施した。また今回の調達にあわせて、YJキャピタル代表取締役の小澤隆生氏とインキュベイトファンド代表パートナーの和田圭祐氏が社外取締役に就任している。同社はインキュベイトファンドのインキュベーションプログラムでの最優秀賞獲得を契機にサービスをスタートした。2013年10月にはアイ・マーキュリーキャピタルから約5000万円の資金調達を行っている。
iettyは“お部屋探されサイト”をうたう不動産ポータルサイトだ。賃貸物件を探すユーザーがFacebookアカウントでログインし、引っ越しの希望条件を入力すると、その条件に合わせてiettyのパートナーである不動産業者がユーザーに物件を提案してくれるというもの。ユーザーはサイト上のチャットでやりとりしながら物件を探して、内覧の予約や業者への来店の調整ができる。
これまでの不動産ポータルサイトではユーザーが自ら物件を探す必要があったが、iettyでは不動産業者が提案をしてくれる。まさに「お部屋探し」でなく「お部屋探され」なのだ。またietty代表取締役社長の小川泰平氏いわく、業者が自ら物件を紹介してくれるということで、釣り物件——すなわち好条件なためにユーザーの集客に使われるが、実際には存在しない、もしくは契約が埋まっているような物件——が存在しない。今すぐ内覧できる物件だけを紹介してもらえるというメリットがある。現在会員登録は月次1000人ペースで増加。1人が4〜5人ほどの業者から物件の紹介を受けており、20〜30%が実際に来店するという。
また最近では、5月にリリースした法人向けサービス「ietty Biz」が好調だそうだ。このietty Bizは、法人の福利厚生サービスとして提供しているもので、サービスを導入する法人の従業員であれば、ietty経由で部屋を契約した際に仲介手数料の半額保証(0.5ヶ月分以下)をしてくれるというもの。
法人には費用が一切発生しないことに加えて、iettyがサービスを展開する東京都内には、「オフィスから2駅以内に住む場合に家賃を補助する」といったルールを持つ、比較的若いIT企業が多いことから非常にウケがいいそうだ。福利厚生サービスの一環として法人に提案するため、導入時には総務担当者などを通じて一度に数百人〜数千人の従業員に情報が共有されることもあってか成約率も高い。現在このサービスは約40社が導入している。手数料半額保証ということで1件あたりの売上は落ちるが、広告出稿などもせずに良質な見込み客が獲得できているということか。
こういった状況もあって、iettyでは2015年はじめにも黒字化が見えている。「レバレッジの効く事業でもないので泥臭いことをやってきたが、既存事業についてはこのまま突っ走っていけばいい様な状況が見えてきた」(小川氏)。そして更なる飛躍に向けて、今回の資金調達をふまえて新機能の開発を進めるという。その詳細については取材では明らかにされなかったが、2015年初にもサイトリニューアルし、新機能もお披露目される予定だ。加えて、政令指定都市を中心に、サービスエリアを拡大するとしている。
なおiettyは2013年11月に開催した「TechCrunch Tokyo 2013」内で行われたスタートアップ向けのプレゼンコンテスト「スタートアップバトル」にも登壇してくれた。TechCrunch Tokyoは2014年も開催予定なので、同社のような元気なスタートアップとの出会いに興味がある方は是非とも遊びに来て欲しい。
映画『Back to the Future Part II(BTTF II)』でマイケル・J・フォックス演じるマーティ・マクフライが使っていた「浮かぶスケートボード」。
カリフォルニアのスタートアップ Arx Pax が、浮かぶスケートボード Hend Hoverborad を発表しました。現在はクラウドファンディングサービス Kickstarter で製品化に向けた出資を募っています。製品化に成功すれば、映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー Part II』に描かれたホバーボードが「ほぼ」現実のものとなりそうです。
ホバーボードといえば、映画『Back to the Future Part II(BTTF II)』でマイケル・J・フォックス演じるマーティ・マクフライが使っていた「浮かぶスケートボード」。
今年3月には、同じような浮かぶスケボーとしてYouTubeに公開された HUVr Board の動画が大きな話題になりました。ところが、これは後にコメディサイト Funny or Die によるフェイク動画だったことが明かされ、多くの映画ファンが肩を落としました。
しかし、こんどこそ本当に乗れるホバーボードが完成するかもしれません。Arx Pax が開発する Hendo Hoverboard は、磁気浮上方式を用いたホバーボード。レンツの法則を応用し、銅やアルミニウムなどと高速移動する磁石の間で発生する磁場の力で浮上します。Kickstarter の紹介動画では、男性がハーフパイプ状の床の上で、Hendo Hoverboard のプロトタイプを操る姿が見られます。
Hendo Hoverboard は人を乗せて2.5cm ほど浮かび上がります。映画のように高く浮かびあがることはできませんが、重さ約136kg まで持ち上げられる浮力を発生します。Arx Pax によると、将来的には225kg 程度の荷重には耐えられるようになるとのこと。ただし原理上、銅やアルミニウムなど非鉄金属製の床の上でないと浮かぶことはできません。
なお、推進力は持ち合わせていないため、自動的に思った方向へ進むといった事はできません。また、地面との摩擦がないため、姿勢をうまく制御できるようになるにはそれなりのコツが必要となりそうです。
Arx Pax では、Hendo Hoverboard のほかに、ボックス状の浮上装置 white box も開発中。Hendo Hoverboard と同じ浮上エンジンを内蔵し、購入者が自由に自身の製作物に組み込めるデベロッパーキットとして提供します。
Kickstarter で展開中のキャンペーンでは、Hendo Hoverboard を入手できる枠は10台の限定で、1台あたり1万ドル。しかし、すでに売り切れとなっています。ただ、まだ50日以上のキャンペーン期間が残っており、今後追加の枠が設定されないとも限りません。また「そんなに出せないけど、乗ってみたい」という人には5分間の試乗権が付く100ドルの枠もあります。そのほか、white box デベロッパーキットを入手できる枠も299ドルから用意しています。
まだキャンペーン開始から3日目ですが、目標とする合計出資額25万ドルはすでにクリア済み。記事執筆時点では32万5000ドルに到達しています。
このままプロジェクトが順調に製品化の工程をこなしていったとして、white box が発送されるのは2015年7月ごろ。そして、Hendo Hoverboard が出資者のもとに届けられるのは2015年10月の予定です。
2015年は『バック・トゥ・ザ・フューチャー Part II』の舞台設定と同じ年。劇中でマーティ・マクフライが履いている「自動でヒモが締まるナイキ製シューズ」も2015年の発売が予定されています。もし Hendo Hoverboard に乗る機会があるなら、ぜひシューズも一緒に揃えてほしいものです。
ちなみに Arx Pax は、Hendo Hoverboard を使ったアミューズメント施設の建設なども構想しています。さらにこの技術を最終的には耐震建築に適用したいと考えています。たしかに、家そのものが浮いていれば、いくら地面が揺れても振動は伝わりません。もし実用化されれば、地震による家屋の破損や倒壊の被害も少なくなるかもしれません。
米アマゾン社、ゲームもできるSTB「 Fire TV 」を99ドルで発売開始!革命を起こせるか?
米アマゾンが、テレビの HDMI 端子に接続する動画ストリーミングサービス用デバイス Fire TV を発売しました。価格は99ドル。AppleTV や Chromecast などと競合する STB(Set Top Box)と呼ばれるジャンルの製品ですが、大きな特徴はゲーム機としても使えること。EA や Ubisoft など多くのゲームタイトルを揃え、さらにはアマゾン自身が Amazon Game Studio を立ち上げ、ゲーム開発も行います。
Fire TV が提供するコンテンツのジャンルは動画配信、音楽配信、インターネットラジオなど。Amazon Cloud Drive とも連携し、ゲームコンソールとしても機能します。
動画ストリーミングサービスはアマゾンが展開する Amazon Instant Video(Prime会員向け含む)をはじめ、YouTube、Netflix、Hulu Plus、WatchESPN 等に対応。音楽配信とインターネットラジオは Amazon MP3、Pandra、TuneIn、iHeartRadio などに対応します。
付属する Bluetooth 接続のリモコン Amazon Fire Remote にはマイクを内蔵しており、映画や番組のタイトル、監督名、出演者などを音声で検索できます。さらに、ユーザーの好みを分析し、見たいと思うであろうタイトルをあらかじめバッファーに入れておく「ASAP(Advanced Streaming and Prediction)」という凝った機能も搭載します。
そのほか、リモコン関連では、スマートフォン/タブレットを Fire TV リモコンにするアプリ「Fire TV」を用意。iOS デバイス版も提供予定です。
また、子供のいる家庭向けにはペアレンタルコントロール機能を提供。料金定額の子供向け見放題プランも用意するとのこと。
ゲームはすでに EA、Ubisoft、Disney などのタイトルが多数そろっており、ゲームパッド Amazon Game Controller を別売りで提供。有料ゲームタイトルは1.85ドル前後で提供し、無料タイトルも多数揃えています。
さらに、独自のゲームを開発する Amazon Game Studios からは「Sev Zero」というタイトルも公開済みです。
製品の仕様は、4コア Snapdragon 8064 CPU、Adreno 320 GPU、2GB RAM、8GB ストレージ、IEEE802.11b/g/n WiFi、Bluetooth 4.0。インターフェースは HDMI 出力および光デジテル出力。音声はドルビーデジタル7.1ch に対応します。本体の大きさは115 x 115 x 17.5mm。重さは281g。
価格は99ドルで、発表直後から販売を開始しています。
なお、日本国内ではまだ発表はありません。いろいろな事情により動画や音楽配信サービスをそっくりそのまま、というわけにはいかないと思いますが、ゲーム機能の搭載は AppleTV などでも噂されており、今後は既存のゲーム専用機などととも、テレビ画面の奪い合いを繰り広げていくことになりそうです。
Facebookのつながりから安否確認ができるようになる、開発のキッカケは東日本大震災
Facebookで友達のつながりから安否確認ができるようになる。この機能は「災害時情報センター」という名称で、東日本大震災で多くの人がFacebookで安否確認していたことをキッカケに開発されたものだ。日本を含むグローバルで利用可能となる。
災害時情報センターでは、自然災害の影響を受けた地域にいることが考えられるユーザーに対して、Facebookが安否確認を通知。無事な場合は、「自分の無事を報告」というボタンをタップすれば、通知やニュースフィードを通じてFacebook上の友達に無事が報告される。影響を受けた地域にいない場合は、「影響を受けた地域にはいません」ボタンをタップすれば、無事が報告される。
「自然災害の影響を受けた地域」はどう割り出しているのかというと、ユーザーがFacebookのプロフィールの所在地に登録している都市や、インターネットを利用している都市から判定しているそうだ。安否状況やコメントはFacebook上の友達にのみ共有され、世界のどこからでもブラウザー、iOSアプリ、Androidアプリからアクセスできる。
Facebookは2012年2月、大規模災害の発生時に友達の安否を確認できる「災害用伝言板」を日本で公開。災害用伝言板は、Facebookトップページ最上部がリンクが表示され、ユーザーはそこで無事を報告するボタンをクリックすると、自分のタイムラインや友達のニュースフィードに無事を伝えられるというもの。
日本のみでテスト公開した災害用伝言板が、その後も改良を続け、グローバル向けの災害時情報センターとして生まれ変わったかたちだ。災害時情報センターは10月16日に東京・六本木で行われた、Facebookのパートナー向けイベントで明かされた。Facebookがグローバル機能を米国外の都市で発表するのは今回が初となる。
このタイミングで来日したFacebook創業者兼CEOのマーク・ザッカーバーグは、副社長のハビエル・オリバンとの対談の中で、新機能にかける思いをこう語っている。
「東日本大震災では多くの人がFacebookで安否を確認していた。サンフランシスコで地震があった時もそう。大切な人の安否を知りたいのは人間の心理。それを実現するのはソーシャルサービスの義務だ。災害は世界中で相次いでいるが、Facebookで大切な人の安否を確認してもらえれば。」
宙に浮かぶ映像に触れる「空中触覚タッチパネル」を試す。超音波で触覚を再現
本日開幕したDIGITAL CONTENT EXPO 2014 より。東京大学大学院の篠田・牧野研究室は、空中に浮かぶ映像に対して、触覚フィードバックを感じながらタッチ操作できるシステムを展示しています。会場より動画を交え実物レポートをお届けします。
空中触覚タッチパネルは、空中に浮かぶ映像に対して、指が触覚フィードバックを感じながらタッチ操作できるシステム。
空中映像に対しタッチ操作するシステムは以前より存在しましたが、触れても指が映像をすり抜けるだけでクリック感がなく、操作性に課題がありました。本システムは、空中映像に触覚を付与した点で新しいシステムです。
空中映像には、日本のアスカネットが開発した空中結像技術「AIプレート」を使用。特殊なガラスや樹脂を使い、被写体の実像をリアルタイムで空中に映し出すもので、3Dメガネは不要。映像は空中に3Dで浮かび上がります。
触覚フィードバックには超音波を用います。ユーザーの指が空中映像に触れたことをセンサーが検知すると、デバイス上部の超音波発生装置から、指の先端に向けて超音波のエネルギーが集中し、放射圧振動により触覚フィードバックを感じる仕組みです。
(超音波で水を振動させるデモ)
超音波の与え方を工夫すれば、触覚フィードバックにバリエーションを持たせることが可能。タッチ感だけでなく、アイコンをドラッグする際のなぞり感も再現できます。
会場で実際に空中触覚タッチパネルを試しました。空中映像に指が触れると超音波による小刻みの強い振動を感じ、空中映像に触れているとはにわかに信じられないほどのはっきりしたタッチ感がありました。これなら空中に投影されたボタンも、実物と同感覚で操作可能と感じます。
担当者によると、超音波のレイヤーを2重にすれば更に複雑な触覚フィードバックも再現可能とのこと。本技術の応用で、例えば料理中など、手が汚れた状態でも使えるタッチパネルを実現できるとしています。
錦織圭選手、全米オープン・準優勝おめでとうございます。
僕がボストンにいた当時、西暦2000年頃、ニューヨークやボストンでは、錦織圭選手のことが話題なったのを今の事のように覚えています。
「若い日本人の天才テニスプレーヤーがアメリカにいる」と。。。ボストン郊外のNEWTON市近くににある有名テニスコートの横を車で通る中、友人からその事を聞かされた。 ぼくも16年間アメリカで生活した経験があるので少しは解るのだが、錦織選手はほんとうに精神力が強い人間だと思うし、テニスに対する純粋な思いを、とても尊敬します。 多くの日本国民に夢と希望を与えてくださったことを「本当にありがとう!!」と言いたい。
「チームのみんな、ゴメンナサイ。今日はトロフィーを手にできなかったけれど、次は必ず取ります」
全米オープン、表彰式のインタビューで錦織圭は、家族招待席のコーチや仲間に詫びた。
テニスは個人スポーツだが、トップクラスの選手はコーチ、トレーナー、さらにはマネジャーなど数人がチームでサポートする。錦織はこの日、マイケル・チャン、ダンテ・ボッティーニの両コーチや中尾公一トレーナーら、献身的に支えてくれたメンバーに優勝の謝辞を捧げることはできなかった。
マリン・チリッチ(クロアチア)との過去の対戦成績は5勝2敗、今季に限れば2勝0敗だった。しかし、世界ランク3位のロジャー・フェデラーと7位のトマーシュ・ベルディハを破って勢いに乗るチリッチは、以前とは別人だった。
チリッチは17本のサービスエースを錦織に浴びせ、アンフォーストエラー(自分からのミス)を27本にとどめるなど、準々決勝、準決勝に続いて、ほぼ完璧なプレーを見せた。
「前の彼はもっと粗い選手だった。しかし、この大会ではサーブがより堅実になった。コートカバーリングもよくなっている」
準決勝でチリッチに敗れたフェデラーは、チリッチの格段の進歩をそう指摘したが、そのアタッキングテニスを初の四大大会決勝でも貫いた。
得意とするはずのロングラリーでも、形勢不利に。
だが敗因の第一は、錦織のパフォーマンスが最後まで上がらなかったことだろう。
錦織は完敗をこう振り返った。
「ずっと迷走している感じだった。全く先が見えない試合だった」
立ち上がりから、錦織のボールには準決勝までの伸びがなかった。ツアー屈指の敏捷性を披露する機会もほとんどなかった。錦織の武器が、武器として機能しない。ロングラリーで強みを発揮するのが錦織だが、ボールが何度も両者の間を行き来するうちに、徐々に形勢不利になる場面が多かった。
錦織「プレッシャーを自分で作ってしまった」
初の四大大会決勝の舞台であったことが影響したに違いない。
「ここまで硬くなったのは久しぶり。試合に入り込めなかった」
第5シードのミロシュ・ラオニッチ、第3シードのスタニスラス・ワウリンカ、そして第1シードのノバク・ジョコビッチを連破した3戦で証明したように、錦織は「メンタルモンスター」と呼ばれるほどの精神力の持ち主だ。ジョコビッチとの準決勝では「自分の中で考えて、しっかりメンタルを準備」することができた。しかし決勝では、その準備に失敗した。
「相手がチリッチで、まあ、得意じゃないですけど何回も勝ってる相手で、より考えることは増えたと思いますし、『勝てる』っていうのが少し見えたのもあまりよくなかった」
四大大会決勝という、初めて経験する一種の異常事態がそうさせたと見ていいだろう。チリッチは年齢も近く、対戦成績でも勝ち越しているだけに、雑念が入り込む隙が生じ、精神面の準備の邪魔をしたのだ。
「フェデラーのほうがやりやすかったかもしれない」と錦織は率直だった。フェデラーあるいはBIG4の誰かであれば、向かっていくだけでよかった。しかし……。
「勝たないといけないというプレッシャーを、自分の中で作ってしまっていた」
錦織は言葉を絞り出した。
決勝戦では、過去3戦での神懸かりとも思える集中力が失われていた。そしてこの日のチリッチは、中途半端なメンタルで勝てる相手ではなかった。
ジョコビッチらを破った錦織に観客は味方したが……。
フラッシングメドウの観客は、ジョコビッチやワウリンカを破って勝ち上がった錦織に肩入れしているように見えた。試合開始前の選手紹介でも、錦織には相手を上回る拍手が鳴り、口笛が飛んだ。過去3戦のような熱戦を期待するファンは、終盤あからさまに錦織を後押しするようになった。ついには、チリッチのファーストサーブのフォールトにぱらぱらと拍手が起きるほどだった。しかし錦織のペースは最後まで上がらなかった。
試合時間1時間54分で決着。ラオニッチ戦、ワウリンカ戦と、トップ10選手との5セットマッチを2つ制し、「マラソンマン」と現地の新聞で呼ばれた勝負強さを発揮する機会もなく、錦織の全米オープンは終わりを告げた。
見守りカメラ + 環境センサー ! 赤ん坊の泣き声、VOC検知など宅内環境センシング
欧州の家電は、洗練されたデザインが多く、個人的にも大変興味を持つものです。
目で見て楽しいものとなっています。こうした中、通信対応のヘルスケア製品を扱う仏 Withingsは、宅内の環境変化を検知できる見守りカメラ Withings Home を発表しました。
ホームネットワークと連携したネットワークカメラは数多く存在していますが、多くは動きや音を検知して映像を記録しスマートフォンなど指定の端末に通知するというものです。Withings Homeももちろんそういった機能はあり、画角135度のHD動画(ナイトモード付き)を撮影可能。サーバー上に保存したデータを遠隔地からスマートフォンなどで確認できます。
また、音を検知するのは単に物音だけでなく、赤ん坊の泣き声も可能。家の中で炊事や家事に追われていても、子どもが泣けばすぐにそこにかけつけられるよう警告音も出せます。
さらに、気温や湿度、住宅用接着剤の有機溶剤レベル判定(VOCレベル検知)など宅内の空気の質をセンシングし、記録が可能。いわゆる見守りカメラではなく、宅内環境のセンサーとしても機能します。
ヘルスケア製品は人の身体に身につけるタイプのセンサーばかりが注目されており、Withings自身もリストバンド型のセンサーなどを提供していますが、説明員は多くの時間を過ごす自宅の環境チェックも重要と話していました。
カメラは画角135度、4倍電子ズーム付き、パン&チルト対応の5MP CMOS。有線LAN接続やWiFi接続に対応、Bluetoothにも対応します。
なお、ネットワーク監視モニターは無骨なデザインのものや、いかにもIT機器といったデザインのものが多い中、白色筐体のほかに、アイボリーの木目調のバリエーションもあり、センシング機器というよりインテリア雑貨のように見えます。
価格はドイツでは190ユーロ程度で、日本円にすれば約2万6000円。近くAmazonなどで販売予定で、まずは白色、その後木目調のものが登場する計画です。
個人の特技を売買できる「ココナラ」、次の一手は1分100円の有料電話相談
個人間のスキルや、知識を売買できるサイト「ココナラ」が29日、1分100円の有料電話相談サービスを開始した。
ココナラは似顔絵の作成や恋愛相談、SEOのアドバイスなど、個人のスキルや知識が一律500円で売買されている。2012年7月にスタートし、登録ユーザーは10万人、取引成立数は約13万件。有料電話相談は、ココナラの出品者が相談者の悩みに答えるものだ。
相談者は、ココナラのスマートフォンサイトから相手を選び、希望の時間を予約する。予約時間になるか、待機中の出品者がいれば即座に、出品者と相談者の双方が登録した電話番号にココナラのシステムから電話を転送する。お互いは電話番号を伝えずに通話でき、匿名でのやりとりも可能だ。料金は1分100円で、出品者が受け取る報酬は50%。双方の通話料は当面、ココナラが負担する。
電話相談の内容とはどんなものなのか? サービスを運営するココナラ代表取締役の南章行は、女性のプライベートな悩み、起業や転職、マーケティングなどのビジネス系の相談が中心になると予想する。相談者からすると、ネット上のやりとりと比べて、スピーディーに対応してもらったり、じっくり相談に乗ってもらえるのがメリットだという。
有料電話相談を使う動機は?
ところで、ネット上にはタダで相談に応えてくれるサービスは山ほどある。それこそ、TwitterやFacebookでつながる友人や知人に相談すれば無料。個人が特定されるのが嫌であれば、匿名でQ&Aサイトに投稿することもできる。あえて有料電話相談サービスを利用する動機は何なのか? この点について、南は次のように説明する。
「無料だと、答える側も相談する側も本気度がぐっと減ってしまう。有料になったとたんに、それは500円だろうと1万円だろうと、相談する側は本気の相談をしますし、お金をもらう以上、答える側も本気で回答します。1対1のクローズドの場で、有料サービスならではの本気のやり取りが満足度を生むと思っています。」
電話相談で費やされる時間はユーザーによって振れ幅がありそうだが、南は平均45分と見込んでいる。従来のスキル売買が1件あたりの500円だったことを考えると、電話相談の単価は9倍の4500円となるわけだ。ココナラはまず、既存ユーザーに電話相談の利用を促し、1年後には既存ユーザー経由の売り上げだけで月額800万円を目標に掲げる。さらに、広告経由で外部ユーザーも取り込んでいく。
ダイソンが掃除ロボット市場に参入、「ダイソン 360 Eye」を日本で発表
家電メーカーのダイソンが、東京タワースタジオというところで、派手なメディア発表会を行った。
創業者のジェームズ・ダイソン氏ら新ジャンルへの参入となる製品「ダイソン 360 Eyeロボット掃除機」を多数の報道陣の前で披露。
ダイソンといえば、サイクロン掃除機や羽根のないファンなどで知られるが、2015年春に発売予定という新製品は、2002年にiRobotのルンバが切り拓いたロボット掃除機市場だった。価格は未定だそうだ。
ルンバには類似した製品が多く登場している。ダイソンは今回の新製品を「最も吸引力の高いロボット掃除機」とうたう。吸引力をのぞくと、既存のロボット掃除機とダイソン360 Eyeの違いは、大きく3つある。1つはサイズがふた回りほど小さいこと(その分、ちょっと高さがある)、そして360度の全方位をパノラマ30fpsで撮影(認識)する独自のカメラを搭載していること。最後の1つは駆動系に車輪ではなく、キャタピラのようなベルト駆動方式を採用していることだろう。
360度カメラと赤外線センサーで常に全周を認識することで、部屋の中に定点観測するポイントを探し出し、そうした観測ポイントを基準に部屋をマップを作成し、効率よく巡回できるのが特徴だという。常に360度ぜんぶが見えてるので、一方向にしか見えないカメラと異なり、「一部の視界がさえぎられても問題がないし、後ろを見るために回転する必要もない」(ダイソン氏)という。
ルンバは壁にぶつかっては角度を変えて動き出し、というランダムウォークを繰り返すことで部屋を掃除する。これに対して、ダイソン360 Eyeは蚊取り線香を真四角にしたような軌跡で部屋を、重複なく掃除するのだという。ルンバとは名指ししなかったが、ダイソン氏は「ランダムな動きはパーフェクトとは言えない。なぜならバッテリーを無駄遣いするからだ」と繰り返しながら説明とデモを行った。ダイソン360 Eyeは未掃除部分を常に認識しているそうだ。
ベルト駆動方式を採用している点も、既存製品を利用したことがある人なら、なるほどと思うかもしれない。車輪方式ではフローリングとカーペットの境目で片輪だけが滑り、進行方向が変わってしまうようなことがある。また、少しぐらいの段差やモノであれば、乗り越えることができるそうだ。朝オフィスに来たら、電源タップとイーサーネットケーブルの塊に「座礁」しているルンバもカワイイと思わなくもないが、救助活動なしに完全自走式で掃除してくれると楽かもしれない。
iPhoneやAndroid向けに「Dyson Linkアプリ」を用意していて、外出先や海外出張先からでもダイソン360 Eyeの掃除の様子を確かめたり操作できる。曜日ごとの掃除スケジュールなんかもあるそうだ。
Google、自律型無人飛行機 Project Wingを発表。
Google が物流用の小型無人機開発計画 Project Wing を発表しました。オーストラリアで実施された公開試験に登場した試作機は、重さ10kg程度の小型ドローン
ボディ全体が翼になった全翼デザインに4つのローターを備え、垂直離着陸やホバリングで空中に静止して荷物の投下ができる一方、地点間の移動時には横を向いて固定翼を使う飛行機として、高速かつ効率的に飛べることが特徴です
『HERO』第7話は久利生の恋愛とバカンス! 一番お似合いなのは北川景子? 松たか子? それとも…
18日に放送されたドラマ『HERO』(フジテレビ系毎週月曜21:00~)の第6話では、遠藤事務官(八嶋智人)の誤認逮捕をきっかけに、さらなるチームワークを見せた城西支部のメンバー。25日の第7話は前回の凶悪犯から一転、事件もメンバーの話題も恋愛絡みのソフトなテーマを持ってきた。1話完結型のドラマは、とかく「またこんな感じのパターンでしょ」と先読みされて飽きられがちだが、『HERO』このような緩急が上手い。
今回のファーストカットは、久利生(木村拓哉)と馬場(吉田羊)の会話から。まず2人は、久利生「ああ、DVね」、馬場「33歳の男が同棲していた女性を殴ってケガさせちゃったの。被害者は実家に逃げ帰っちゃって」と事件の概要を明かす。続いて、馬場「私、ちょっと時間かけたい案件あって(だから手伝って)」、久利生「ああ、分かります。いいっすよ全然OKっす」、馬場「ホント? ありがとう。ここ私がおごるね」。いつの間にか、この2人はツーカーの仲になっている。
そしてここから”夜の馬場検事”が炸裂。馬場「だからだいたいさ、女を殴るようなダメ男とズルズルつき合っている方がバカなのよ」、久利生「でもね、男女の仲っていうのはいろいろと……」、馬場「要するに女が甘やかしてるんでしょ?」、久利生「とはいえ女の人も、そういう状況も好きっていうか、楽で一緒にいるっていう人もいるんじゃないですか?」、馬場「どうしようもないヤツだって、ダメ男だって分かっててもさ、愛想尽かせないのよ私……あいつのどこがいいんだか、自分でもよく分かんね。はあ…………田村~!」。今回はこの会話が、その後の結末を暗示していた。
『風の家』と久利生のバカンス
久利生は麻木(北川景子)と1泊2日の熱海出張へ行き、馬場は元夫の弁護士・梶原(戸次重幸)と再会。田村(杉本哲太)、宇野(濱田岳)、末次(小日向文世)がそれぞれ嫉妬する中、久利生は捜査を進めていく。
今回の見どころは、久利生が見せた普段以上の”超検事”ぶり。加害者・城山(竹財輝之助)を許そうとするDV被害者さくら(中村ゆり)に、「やっぱりそうなっちゃうんですよね」と頭を抱えながらイラ立ちを見せ、検事バッジをつけたネックレスをクルッと後ろに向けた瞬間スイッチオン。「こっからは法律とかそういう意味じゃなくて、オレ個人的な意見です」と熱血演説をはじめたのだ。
さくらが「私は仕方なく彼とつき合っているんじゃありません。彼のことが好きだから」と食い下がっても、「だったらなおさら彼の間違いを、甘えを許したらいけないんじゃないですかね。彼がやったことっていうのは犯罪になることですから。もし裁判で有罪判決になったとしても、さくらさんの気持ちが本当のものだったら全然大丈夫じゃないですか?」と熱いジェスチャーを交え、瞳を潤ませながら説得した。
そもそも、1泊での出張、リゾートホテルに宿泊、女性だらけのプールサイドで食事、しかも、その姿は白のタンクトップ1枚など、いつも以上に検事らしからぬ……というよりバカンスっぽい描写が目立った久利生。つまり表のテーマは「恋愛に疎そうな久利生が被害者の恋愛相談をスカッと解決」であり、裏テーマは「検事のイメージから真逆のバカンス」だったのではないか。
ちなみに、久利生がさくらから2度にわたって事情を聞いた店の名前は『風の家』。「風向きさえ変われば、被害者もきっと立ち直り、新たな人生を歩める」というメッセージだったのかもしれない。
久利生にお似合いなのは誰か?
もう1つ気になったのは、久利生と麻木の関係。「リゾートホテルへの1泊旅行」に加えて、「麻木の夏カゼがきっかけで、2人の距離が近づく」というシーンが何度かあった。
麻木の「プシッ」という珍くしゃみを久利生が「炭酸か!」とイジってじゃれていたのは序の口。久利生は麻木の体温を4度も聞き、『奥熱海診療所』で診療を受けたら迎えに行き、「ゼリーかなんか買ってきてやるよ。薬飲む前に何か腹に入れた方がいいだろ」と気づかい、部屋で眠る麻木の首筋をさわって布団をかけ、「おやすみ」と声をかけるなど、”恋人モード”の優しさ全開だった。
一方の麻木も「優しいところあんじゃん」と喜んだり、「エッ、久利生さんにすっぴん見せるんですか?」と言いつつもっと恥ずかしい『クールマンZ』(詳しくは後述)をつけた顔を見せたり、ますます心を開いた様子。カゼで同行できなかったものの、「ただ前を向く勇気がないだけかも。そんなんじゃダメだって分かっていても、きっとそこにいる方が楽なんですよ」と考え方は久利生と完璧にシンクロし、報告書はきっちり仕上げるなど、すでに息はピッタリだ。また、ラストの「私のカゼうつりました?」もまんざらではなさそうに見えた。
そういえば久利生は、ホテルのプールで水着女性を見ても、かわいい店員さんがサンドイッチを運んできても、全く興味を示さなかった。「仕事中だから」なのか、「麻木が気になるから」なのか、それとも、まだ雨宮検事(松たか子)に一途なのか、今後の展開に含みを持たせた。ただ、木村拓哉41歳、北川景子28歳、松たか子37歳という実年齢を踏まえると、むしろ吉田羊との2ショットが一番お似合いな印象も。実際、馬場が久利生にもたれかかるシーンは、どう見てもカップルのそれだった。
メンバーの名言、通販、「あるよ」は?
今回も最後に、”メンバーの名言”と”通販グッズ&「あるよ」”をおさらいしておこう。
名言は今回も2つをピックアップ。1つ目は久利生の「司法における刑罰というのは、被害者の報復感情に報いるっていう側面があるんです。でも逆に言えば、被害者の方が望まなければ刑罰を与える必要がないという理屈になるかもしんないですね」。どんな人にも分かるような言葉を選び、決して無理強いしない久利生の人柄がよく表れていた。2つ目は馬場の「(被疑者に)博多出身……ウチは久留米たい。九州女がず~っと黙ってちゃいかんやろうもん。あんたがしたこつばいかんことばってんがくさ、それであんた自身ば否定しようとか思うとらんとたい。人間は誰だって間違いを犯すと。ウチはね、あんたの気持ちばちゃんと聞きたかと」。最後にバシッと決めてくれた上に、博多弁の意外性も抜群だった。
通販グッズは、頭につけて冷やす『クールマンZ』1980円。久利生が麻木のために熱海のリゾートホテル『ロイヤルウイング』までクール便で送ってもらっていた。そして、マスター(田中要次)の「あるよ」はスイカ。オープニングで女性客から「マスター返事してよ」と言われても、エンディングで電話がかかってきても無言で、やっぱり「あるよ」しか言わなかった。
次回はラブから再びシリアスへ。暴力団の関わる殺人事件に久利生はどう立ち向かっていくのか。最終回まで残り1カ月、まだまだ楽しませてくれそうだ。
海外のマンガ・アニメ海賊版の撲滅訴え!!!
T.M.Revolutionの西川貴教が12日、自身のTwitterを更新。
海外で日本のアニメなどコンテンツの違法コピーや海賊版グッズ販売が横行している現状を嘆き、対策強化の必要性を訴えた。
日本のアニメやマンガ、ゲームなどは海外でも人気が高く、日本政府も対外文化宣伝や輸出対策を目的に「クールジャパン」と称して積極的に海外に発信している。しかし、一方で、中国をはじめとするアジア諸国では海賊版が出回っており、中国主要都市における被害額は2013年度に経産省が行った調査で年間約5600億円と推計されるなど大きな問題となっている。
こうした現状を目の当たりにした西川は、「アジア圏でのアニメや漫画など日本の優秀なコンテンツの進出と同時に、最もビジネスになる筈の関連商品に関しては諸外国でイリーガルに生産された物が堂々と販売されていて、悲しくなりました」と悲嘆。「国として本当に自衛すべきはそこですよね」と訴えている。
日本テレビ・Huluの挑戦–ネット動画ビジネスの定説を覆す!!
日本テレビ・Huluの挑戦–ネット動画ビジネスの定説を覆す!!
この事業譲渡の発表直前には、米国投資銀行のモルガンスタンレーが同社のレポートの中で「2020年にはYouTubeの売上は2兆円を超える見込み」と市場の急成長を予測していたことも相まって、日本テレビがHulu日本事業を買収し、本格的にサブスクリプション課金(SVOD: Subscription Video on Demand/定額制動画配信)サービスに乗り出す、ということは、業界でも大きな衝撃を持って受け止められました。
日本テレビが、Huluの日本事業を買収してサービスを開始してから、この8月で4カ月が経ちました。買収直後から日本テレビ/Huluは、「日本」の動画配信プラットフォームになることを旗頭として掲げ、日本テレビ/Huluが目指し、理想としている「地上波放送」と、「インターネット動画」の融合を積極的に進めています。この日本テレビによるHuluの買収からは、「地上波放送とインターネット動画」には、間違いなく親和性があり、双方ともに発展していくもの」という、日本テレビのある意味の覚悟が見て取れます。
これまで、テレビ局の常識として「インターネット動画でテレビ番組の見逃し配信をすると、テレビ番組の視聴率が落ちるのではないか」といった懸念があり、インターネットの活用に消極的でした。しかしながら、日本テレビでは見逃し番組を無料で視聴できる「いつでもどこでもキャンペーン」サイトを開設し、見逃し番組配信の影響を探ってきました。その結果、こうした懸念は杞憂に過ぎなく、結果的に評判のいい連続ドラマの第1、2話を見逃した視聴者の方々が、インターネット動画で視聴したあと、第3話以降で、リアルタイムの地上波放送に戻ってきてくれるケースもあり、総合的には視聴率が高止まりしてくれることが判明しました。
一連のトライアルの好結果が、日本テレビのこれまでの姿勢を後押しすることにつながったとみられます。特に、評判のいい連続ドラマでは、リアルタイムで見たいという視聴者が多くいるため、良好なコンテンツであれば地上波の放送とインターネット動画は相互に補完しあう関係になり、相乗効果が高まることも分かりました。
日本は、地上波キー局が強い影響力を持っているということもあり、米国市場ほど多チャンネル視聴への移行が進まないのではないか、との見方があります。事実、現状をみれば欧米ではほぼすべての番組が動画配信されているのに対し、日本ではドラマが配信されている割合が低く、バラエティに至ってはほとんど配信されていない状況です。
数チャンネルしかない放送文化のなかで育ってきた日本のユーザーに、多チャンネルの動画配信サービスを楽しむ視聴スタイルを普及していくことは容易ではありません。どういったコンテンツが、どういったユーザーに受け入れられるか、という成功の方程式もまだ明確になっていません。
しかしながら、日本テレビの動画配信事業へのチャレンジの奥底には、「近い将来、現在地上波で流している番組を、いつでもどこでも見られる時代が必ずくる」という確信があるように思えます。1970年代にテレビ番組をビデオに録画して楽しむことが当たり前になっていったように、2014年後半には動画配信サービスがより身近になるはずです。ただし、そのような中でも、地上波放送は同時性および即時性において、動画配信サービスに対する優位性が顕著です。特に、スポーツコンテンツのような即時性の高いものは、引き続き地上波放送がベースになると考えられます。
現状でHuluは、日本でもハリウッドのドラマを中心としたコンテンツを扱っており、一番短いコンテンツで60分のドラマ、長いものでは、映画や24(Twenty-Four)やロスト(LOST)などの、アメリカの連続テレビドラマが中心でした。しかしながら、今後はスマートフォンの普及もあり、隙間時間を埋める5分~10分のニュースや音楽などの短いコンテンツも必要になってくるはずです。
ただし前述のとおり、どのようなコンテンツが、インターネット動画に最適なコンテンツなのか、ということは、まだ明確に分かっていません。テレビ局では試行錯誤を続けています。音楽のプロモーションビデオを配信したところ、当初の期待以上の反響があったというデータもあります。
すでに、「HUNTER×HUNTER」、「アンパンマン」、「ゆずチャンネル」、「EBiDANチャンネル」など、これまでになかったような、若者に人気のアニメ、アイドル系の番組、大河ドラマなどの配信、また、テレビ局の制作セクションと組んだ独自コンテンツの制作、スポーツやコンサートなどのライブ配信も始まっています。インターネット動画でユーザーに受け入れられるコンテンツが何か、ということを分析し、適応させていく、トライ&エラーのプロセスは、日本テレビが過去60年かけて培ってきたノウハウを最も生かせる分野なのだと思います。
加えて、他の動画配信プロバイダと比較して、Huluの最大の武器は日本テレビの番組を活用できることです。すでに、地上波でHuluのコンテンツのプロモーションをしていたり、芸能事務所からもHuluのプロモーションに対して、積極的に協力をしてもらっています。
日本テレビ/Huluは、最終的にはサブスクリプションベースで500万ユーザーを獲得することを目指しています。その場合、WOWOWやスカパーの会員数を大きく超えていかないといけません。新しいマーケットを創造することが不可欠である以上、これまでにない取り組みも必要になります。日本テレビは、地上波、BS、CSに続くビジネスとして、インターネットをプラットフォームとした動画配信ビジネスを2年以内に確立することを目指しています。
日本テレビによるHulu日本事業の買収は、在京キー局が自らインターネット動画配信ビジネスに本気で取り組むべきだ、という強い意志を世の中に示すことになりました。この点は、日本テレビにとってプラスに働いたと思います。これまで、どちらかというと、インターネット動画はコストがかさみ、ビジネスとして展開していくことは難しい、という定説がありましたが、この買収により、潮目が変わったのは間違いありません。しかしながら、日本テレビ/Huluだけでは、インターネット動画市場を作っていくことは困難だということも事実です。テレビ局、コンテンツホルダー、広告代理店などとの連携が、今後はさらに加速をしていくと思います。
海外在住者は注意!ソニーの「外からどこでも視聴」は90日で解除される!
海外在住者は注意!
ソニーの「外からどこでも視聴」は90日で自動解除され、視聴ができなくなります。
ソニーのブルーレイディスクレコーダーが「外からどこでも視聴」に対応し外からでもiOSやAndroidでテレビの視聴や録画した番組を見ることができるようになった。VPNなんてなくてもインターネットに接続できる環境があれば海外からでもテレビが視聴可能となる。
対象機種:BDZ-E510/B・BDZ-ET1100・BDZ-ET2100・BDZ-EW1100・BDZ-EW510
この機能が発表された時、当初検討していたSLINGBOX 350を購入するのをやめてソニーのブルーレイディスクレコーダーを購入しようと決心!
やっぱり海外ベンダーのものより日本ベンダーのもののほうが良いし、無線LAN対応のブルーレイレコーダーであれば実家に色々な機材を置かずに無線LANルーターとブルーレイレコーダーがあればOKだ。仮にSLINGBOX 350だとブルーレイレコーダー、SLINGBOX 350、無線LANルーター、無線LANルーター(子機)が実家に置く必要があり、繋がらなくなったがあった場合トラベルシューティングが大変。
しかーしソニーの「外からどこでも視聴」は、海外で試聴する上でとんでもない仕様があることをQ&Aで知る。
利用対象のモバイル機器とブルーレイディスクレコーダーが、90日間、同一のホームネットワーク環境下で利用されなかった場合、TV SideView におけるブルーレイディスクレコーダーの機器登録が解除され、 「外からどこでも視聴」は利用できなくなります。 |
これは海外移住者にとっては致命的な仕様だ。90日に一度は日本に戻ってきて同一LAN上で利用する必要があり、90日以上海外にいれば自動的に「外からどこでも視聴」が利用できなくなる仕様になっているということだ。
これはソニーというよりもデジタル放送の規則のようで今後もこのルールは解除されることはないと思われる。。
これは、デジタル放送の番組の著作権を保護するために必要な製品仕様です。 あらかじめご了承ください。 |
おそらくスマートサーブなどのVPNをスマートフォン、タブレットで実家のLANに入り込めれば回避できると思われるがVPNは必ずしも実家のLANと同じ機能が使えるとは限らないので、どこでも視聴だけのためにブルーレイディスクレコーダーを購入することはちょっと覚悟がいりそうだ。
過去に撮った写真やビデオ、どうしよう? 「おもいでばこ」
WAVECAST-NeXTの誕生
■ WAVECAST-NeXTの誕生
国内初、次世代型のフル地デジ・クラウドレコーダーとして、 生まれ変わりました!
WAVECAST-NeXTは、今人気のApple、Google Android、ソニーPSVita、AppleTV、ChromeCast、GoogleTV のスマートフォン、タブレット、ポータブルゲーム機、次世代STB、そのままで、お好きな時間・お好きな場所(LTE、3G、WiFi環境)でフル地デジをご視聴いただく事を追求した次世代型の商品です。 お持ちのスマートフォンにファイル・ダビング(コピー)することなく録り貯めた番組を、外出先、海外からダイレクトに、ビデオ・オン・デマンド視聴が可能。 ご家族一人一人が別々の場所で、それぞれのテレビ番組を同時視聴できます。特に、日本のテレビを海外で見るには最高の商品です。
WAVECAST-NeXTは、お客様の声を反映し、安心安全で、地球に優しく、簡単設置で、より綺麗な映像を目標に、一からの開発にチャレンジしました。その答えが、国内初のフル地デジ・クラウドレコーダーです。そして購入後の煩わしい設定は一切ありません! ネットと地デジ・アンテナ線を接続するだけです。 24時間365日稼働しても壊れない耐久性ヘと増強。内部はインテル社・推奨設計マザーボードとSSD記憶媒体を採用し、消費電力15Wの省エネを実現し、さらには熱に強い構成とさせていただきました。 90日間のメーカー保証により安心してお使いいただけます。さらに、万一 本体システムが壊れてもリカバリーDVDにより復旧可能です。また、 国際対応機器なので、日本国だけではなく、北米カナダ、アメリカ、南米ブラジル用の地デジチューナーも別途ご用意しております。 |
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拡大図 ロケフリについてはこちら |